ダンゴムシのダンダン教授　その１２

新東京大学の講義室ではいつものように
講義が行われていた

ドアからダンゴムシのダンダン教授が丸まりながら入ってきました
壇上についたらぱっと開き
出席を取り始めました

　しばらくして言いました
「今日は引き続きフロイトについて掘り下げていく」
「意見があるのものはいないかね？」

学生A
「 先生、私は仏教と心理学を研究しているものです」
「大乗仏教には六波羅蜜という修行方法があります」
「この六波羅蜜とフロイトのいう防衛機制と対応するものが
あるのではないかと考えています
精進波羅蜜
忍辱波羅蜜
ひたすら努力することは昇華
耐え続けることは抑圧
智慧波羅蜜
考えを巡らすことは合理化
などです」
ダンダン教授「すばらしい、私が言おうとしてたところだ」
「君には特別に土をこねて作った肉団子をあげよう」
「おいしいぞ」
「では次」
「他に意見はあるかな」
学生B
「先生、フロイトとユングの逸話を話さしてください
「フロイトとユングが対話しているとユングは隣の部屋の窓が割れます
と予言しました。しばらくするとボールが外から飛んできて窓が割れました
フロイトはなにか指図をしたんだろう？
と疑いました
そのとおりユングはひそかに神にボールを投げさせていたのです
フロイトはだまされませんでした」
ダンダン教授
「これも私が言おうとしてたことだ」
「わかったよろしい　ん？まだいい足りないことがあるようだな」
学生B
「さらに2つのことが示されています
一つは道路でボール遊びはしてはいけないよ
ということもうひとつは
野球とサッカーどっちもおもしろいということです」
ダンダン教授
「素晴らしい」
「それも私が言おうとしてたことだ」
「きみには落ち葉で作った草団子をあげよう」
「くせになるぞ」

「時間だな、次回は『１４歳の夏帆ちゃんと２７歳の夏帆さん、
どっちが美しいか？』だ。」
「予習してくるように」
ダンダン教授は丸くなりながら教壇から立ち去りました。
